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【コード進行分析】椎名林檎「丸の内サディスティック」編

この記事は約4分で読めます。

アーティスト:椎名林檎
作詞・作曲: 椎名林檎

このシリーズでは名曲の中で音楽理論がどのように使われているかを学ぶことができます。


今回は、椎名林檎の名曲「丸の内サディスティック」のコード分析を行います。

 


「丸の内サディスティック」では、以下の音楽理論の使い方を学ぶことができます。

  • セカンダリードミナントコード
  • シックスコード
  • オンコード

それでは分析していきましょう。

ここではダイアトニックコードを理解していることが前提です。ダイアトニックコードを知らない方は以下で勉強しましょう。
ダイアトニックコードとは?コード進行の作り方

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イントロ

キーはE♭メジャーです。

|A♭M7 G7|Cm7 E♭7 ×3
→|ⅣM7 Ⅲ7|Ⅵm7 Ⅰ7 ×3

|A♭M7 G7|Cm7
→|ⅣM7 Ⅲ7|Ⅵm7

コード説明
Ⅲ7

Ⅵm7に対するセカンダリードミナントコードです。

セカンダリードミナントコードについてはコチラ↓
セカンダリードミナントコードとは?3つの使い方

Ⅰ7

ⅣM7に対するセカンダリードミナントコードです。

セカンダリードミナントコードについてはコチラ↓
セカンダリードミナントコードとは?3つの使い方

Aメロ1

E♭ E♭7 |A♭M7 G7|Cm7 ×2
→Ⅰ Ⅰ7|ⅣM7 Ⅲ7|Ⅵm7 ×2
(報酬は入社後~)

E♭6 E♭M7|A♭M7 B♭|E♭M7
Ⅰ6 ⅠM7|ⅣM7 Ⅴ|ⅠM7
(リッケン620~)

Gm|A♭M7 B♭|E♭M7 G7
→Ⅲm7|ⅣM7 Ⅴ|ⅠM7 Ⅲ7
(19万も持って居ない~)

コード説明
Ⅰ7

ⅣM7に対するセカンダリードミナントコードです。

セカンダリードミナントコードについてはコチラ↓
セカンダリードミナントコードとは?3つの使い方

Ⅲ7

Ⅵm7に対するセカンダリードミナントコードです。

セカンダリードミナントコードについてはコチラ↓
セカンダリードミナントコードとは?3つの使い方

ただし最後のⅢ7はⅥmに進行せず、ⅣM7に偽終止しています。

偽終止とはドミナントからトニックに行かないコード進行のことです。
偽終止によってコード進行に意外性を与えることができます。

Ⅰ6

Ⅵm7の代理和音です。

シックスコード(6)についてはコチラ↓
シックスコード(6、m6)の使い方

サビ

|A♭M7 G7|Cm7 E♭7 ×4
→|ⅣM7 Ⅲ7|Ⅵm7 Ⅰ7 ×4

コード説明
Ⅲ7

Ⅵm7に対するセカンダリードミナントコードです。

セカンダリードミナントコードについてはコチラ↓
セカンダリードミナントコードとは?3つの使い方

Ⅰ7

ⅣM7に対するセカンダリードミナントコードです。

セカンダリードミナントコードについてはコチラ↓
セカンダリードミナントコードとは?3つの使い方

間奏

|Cm7|Cm7onB♭|Gm7|A♭M7 ×2
→|Ⅵm7|Ⅵm7onⅤ|Ⅲm7|ⅣM7 ×2

コード説明

Ⅵm7onⅤ

Ⅵm7の7度の音を最低音にしたオンコードです。

度の意味についてはコチラ↓
音楽初心者必見!音程・音高・度数の違いをわかりやすく解説

オンコードについてはコチラ↓
オンコードとは?3つの使い方
オンコード一覧

Aメロ2

Fm7 G7 |A♭M7 B♭|E♭M7
→Ⅱm7 Ⅲ7|ⅣM7 Ⅴ|ⅠM7
(青噛んで~)

Gm|A♭M7 B♭|E♭M7 G7|G7
→Ⅲm7 |ⅣM7 Ⅴ|ⅠM7 Ⅲ7Ⅲ7
(終電で~)

コード説明
Ⅲ7

Ⅵm7に対するセカンダリードミナントコードです。

セカンダリードミナントコードについてはコチラ↓
セカンダリードミナントコードとは?3つの使い方


以上、ご覧いただきありがとうございました。

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【厳選3冊】作曲におすすめの本

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