【誰でも分かる!】ディミニッシュコードの2つの使い方

この記事を読むのに必要な時間は約 12 分です。

「ディミニッシュコードって何?」
「ディミニッシュコードはどうやって使うの?」

この記事を読み終えたとき、あなたは以下のディミニッシュコードにまつわる用語を理解し、

  • ディミニッシュコード
    • ディミニッシュトライアド(dim)
    • ディミニッシュトセブンス(dim7)
  • ハーフディミニッシュ(m7-5)
  • パッシングディミニッシュ

ディミニッシュコードを使ってコード進行をおしゃれにアレンジできるようになっています!

そして、あなたは「ディミニッシュコードって簡単だったんだな」と思うはずです!

それでは始めましょう!

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ディミニッシュコードとは

ディミニッシュコードの構成音

ディミニッシュコードとは、短3度(半音3個)で音を重ねて作ったコードです。

例えば、Cdimの構成音(C、E♭、F#)を見てみましょう。

Cdimの構成音※P1:完全1度、m3:短3度、dim5:減5度
コードCD♭DE♭EFF#GA♭AB♭B
CdimP1  m3  dim5     

短3度(半音3個)で音が重なっていることが分かります。

短3度などの度数については以下をご覧ください。
簡単にわかる!「音高」「音程」「度数」の違い

 

一方、音を調3度で(半音4個ごとに)重ねて作ったコードをオーギュメントコードといいます。
【誰でも分かる!】「オーギュメントコード(aug)」の使い方

ディミニッシュコードの種類

ディミニッシュコードには以下の2種類があります。

  • ディミニッシュトライアド(dim)
    短3度(半音3個)で音を3つ重ねたディミニッシュコード(3和音)
  • ディミニッシュトセブンス(dim7)
    短3度(半音3個)で音を4つ重ねたディミニッシュコード(4和音)

また、ディミニッシュコードには以下の仲間がいます。

  • ハーフディミニッシュ(m7-5)
    ディミニッシュトライアドにdim7(減7度)を加えたもの。
    マイナーセブンスフラットファイブともいう。

ルート(P1)がCの場合、これら「dim」「dim7」「m7-5」の構成音は以下のようになります。

「Cdim」「Cdim7」「Cm7-5」の構成音P1:完全1度、m3:短3度、dim5:減5度、m7:短7度、dim7:減7度
コードCD♭DE♭EFF#GA♭AB♭B
CdimP1  m3  dim5     
Cdim7P1  m3  dim5  dim7  
Cm7-5P1  m3  dim5   m7 

ディミニッシュトセブンス(dim7)の種類

「dim7」の4つの構成音のどの音をルート(P1)にしても、その構成音は短3度(半音3個)で重なったままです。つまり「dim7」になります。

例えばCdim7の4つの構成音(C、E♭、F#、A)のそれぞれをルート(P1)とした場合、以下の4つのdim7になります。

「Cdim7」と構成音が同じdim7P1:完全1度、m3:短3度、dim5:減5度、dim7:減7度
コードCD♭DE♭EFF#GA♭AB♭B
Cdim7P1  m3  dim5  dim7  
E♭dim7dim7  P1  m3  dim5  
F#dim7dim5  dim7  P1  m3  
Adim7m3  dim5  dim7  P1  

このように考えると、dim7は以下の3種類しかないことになります

  • Cdim7 = E♭dim7 = F#dim7 = Adim7
  • D♭dim7 = Edim7 = Gdim7 = B♭dim7
  • Ddim7 = Fdim7 = A♭dim7 = Bdim7

ディミニッシュコードはセブンスコードの代理コード

セブンスコード(7)のルートを半音上げるとディミニッシュトセブンス(dim7)になります。

例えば、「B7」のルート(P1)を半音上げると「Cdim7」になります

「B7」と「Cdim7」の構成音P1:完全1度、M3:長3度、m3:短3度、P5:完全5度、dim5:減5度、m7:短7度、dim7:減7度
コードCD♭DE♭EFF#GA♭AB♭B
B7   M3  P5  m7 P1
Cdim7P1  m3  dim5  m7  

このとき「dim7」には「7」の特徴であるトライトーン(全音3つの音程:「7」ではM3m7、「dim7」ではm3dim7)が保持されます。

そのため「7」の代理コードとして、ルートが半音上の「dim7」を使用できます。

トライトーンについては、以下をご覧ください。
【誰でも分かる!】「セカンダリードミナントコード」の3つの使い方


また4和音である「dim7」の代理コードとして、3和音である「dim」を使うことができます。

そのため「7」の代理コードとして、ルートが半音上の「dim」も使用できます。

ただし「dim」は「7」の代理の代理であるため、「dim7」よりも「7」の雰囲気から遠くなります。

以上をまとめると、セブンスコード(7)の代理コードとして、ルートが半音上のディミニッシュコード(dim、dim7)を使用することができます。

ディミニッシュコードの使い方

使い方①:セブンスコードの代理コードとして使う

前述のとおり、セブンスコード(7)の代理コードとしてルートが半音上のディミニッシュコード(dim、dim7)を使用できます。

「主なセブンスコード」と「代理ディミニッシュコード」は以下になります。

「主なセブンスコード」と「代理ディミニッシュコード」※dim(7)は「dim」または「dim7」という意味です。
主なセブンスコード代理ディミニッシュコード※
Ⅰ7(セカンダリードミナントコード)♭Ⅱdim(7)=Ⅲdim(7)=Ⅴdim(7)=♭Ⅶdim(7)
Ⅱ7(セカンダリードミナントコード)Ⅰdim(7)=♭Ⅲdim(7)=#Ⅳdim(7)=Ⅵdim(7)
Ⅲ7(セカンダリードミナントコード)Ⅱdim(7)=Ⅳdim(7)=♭Ⅵdim(7)=Ⅶdim(7)
Ⅴ7(プライマリドミナント)Ⅱdim(7)=Ⅳdim(7)=♭Ⅵdim(7)=Ⅶdim(7)
Ⅵ7(セカンダリードミナントコード)♭Ⅱdim(7)=Ⅲdim(7)=Ⅴdim(7)=♭Ⅶdim(7)
Ⅶ7(セカンダリードミナントコード)Ⅰdim(7)=♭Ⅲdim(7)=#Ⅳdim(7)=Ⅵdim(7)

セカンダリードミナントコードについては以下をご覧ください
【誰でも分かる!】「セカンダリードミナントコード」の3つの使い方

上記表に従って、セブンスコードをディミニッシュコード(dim、dim7)に置き換えてみましょう!

まず以下のコード進行を考えます。

|C|Dm7|G7|C

上記表を参考に「G7(Ⅴ7)」をディミニッシュコードに置き換えると、以下の4種類のコード進行にアレンジできます。

 

使い方②:パッシングディミニッシュとして使う

パッシングディミニッシュとは、2つのコードの間を半音でつなぐディミニッシュコードのことです。

以下の2種類のパッシングディミニッシュがあります。

  • 上方へつなぐパッシングディミニッシュ
  • 下方へつなぐパッシングディミニッシュ

上方へつなぐパッシングディミニッシュ

以下のコード進行を考えます。

|C|Dm7|G7|C

「C」と「Dm7」の間にパッシングディミニッシュ(C#dim7)を差し込むと、

|C|C#dim7|Dm7|G7|C

2つのコードの間を半音で上方につなぐことができます。


ちなみに、上方へつなぐパッシングディミニッシュは解決感が強く、滑らかな進行です。

なぜなら、これはセカンダリードミナントの代理コードだからです。

例えば、以下のコード進行を考えます。

|C|A7|Dm7|G7|C

「A7」は「Dm7」に対するセカンダリードミナントなので「A7→Dm7」というコード進行は解決感が強く、滑らかな進行です。

セカンダリードミナントコードについては、以下をご覧ください。 
【誰でも分かる!】「セカンダリードミナントコード」の3つの使い方

ここで「A7」を代理ディミニッシュコード「A#dim7」で置き換えます。

|C|A#dim7|Dm7|G7|C

さらに「A#dim7」を「C#dim7」で置き換えます(A#dim7=C#dim7)。

|C|C#dim7|Dm7|G7|C

このように、上方へつなぐパッシングディミニッシュはセカンダリードミナントコードの代理コードです。

そのため解決感が強く、滑らかな進行になります。

下方へつなぐパッシングディミニッシュ

以下のコード進行を考えます。

|FM7|Em7|Dm7 G7|CM7

「Em7」と「Dm7」の間にパッシングディミニッシュ(E♭dim7)を差し込むと、

|FM7|Em7 E♭dim7|Dm7 G7|CM7

2つのコードの間を半音で下方につなぐことができます。


ちなみに、下方へつなぐパッシングディミニッシュは上方につなぐ場合よりも解決感が弱く、滑らかな進行ではありません。

これは下方へつなぐ場合は上方へつなぐ場合と異なり、パッシングディミニッシュがセカンダリードミナントコードの代理コードではないからです。

ディミニッシュコードを使用した名曲

コチラでディミニッシュコードを使った名曲の分析などを紹介しています。


以上、ご覧いただきありがとうございました。

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