
か~え~る~の~う~た~ガ~↑
あ、音程がずれちゃった笑

そういうときは「音程がずれた」じゃなくて「ピッチがずれた」っていうの♪
この記事では意外と間違えやすい「音高(ピッチ)」「音程」「度数」の違いを説明します。
これを機にこれらの用語を整理しましょう!
ポイントとなる部分だけを説明してるのでさらっと読めますよ!
音高(ピッチ)
音高(ピッチ)とは音の高さのことです。
音高の単位はヘルツです。
ヘルツ(Hz)とは1秒間に音波が振動する回数で、ヘルツの値が大きいほど音高は高くなります。
例えば440Hzは「ラ」で、880Hzはその1オクターブ上の「ラ」です。
また440Hzのラを「A4」、880Hzのラを「A5」といいます。
「A」は英語式の音名表記で、イタリア式の音名表記である「ラ」に対応します。
このように1つの音名につき複数の音高があります。
音名(英語式) | 音高 |
---|---|
A | A-1、A0、A1、A2、A3、A4、A5など |
音程
音程とは2つの音高の間隔のことです。
例えば『「ド」と「レ」の音程は○○です』と使用します。
音程の表し方には以下の2種類があります。
- 半音と全音
- 度数
半音と全音
半音とは12音階の中でとなり合う2つの音高の間隔です。
例えば「ド」と「♭レ」の音程は半音です。
英語式 | C | D♭ | D | E♭ | E | F | F# | G | A♭ | A | B♭ | B |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
イタリア式 | ド | レ♭ | レ | ミ♭ | ミ | ファ | ファ# | ソ | ラ♭ | ラ | シ♭ | シ |
全音とは半音が2個ぶんの間隔です。
例えば「ド」と「レ」の音程は全音です。
また全音を基準に考えると「半音」と「全音」はそれぞれ「0.5音」と「1音」と表現できます。
例えば「ド」と「ファ」の音程は2.5音です。
度数
度数は半音と全音を使って以下のように表すことができます。
度数 | 半音の個数 | 全音の個数 | |
---|---|---|---|
1度 | 完全1度(Perfect 1st: P1) | 0 | 0 |
2度 | 短2度(minor 2nd: m2) | 1 | 0.5 |
長2度(major 2nd: M2) | 2 | 1 | |
3度 | 短3度(minor 3rd: m3) | 3 | 1.5 |
長3度(major 3rd: M3) | 4 | 2 | |
4度 | 完全4度(Perfect 4th: P4) | 5 | 2.5 |
増4度(augmented 4th: aug4) | 6 | 3 | |
5度 | 完全5度(Perfect 5th: P5) | 7 | 3.5 |
6度 | 短6度(minor 6th: m6) | 8 | 4 |
長6度(major 6th: M6) =減7度(diminished 7th: dim7) | 9 | 4.5 | |
7度 | 短7度(minor 7th: m7) | 10 | 5 |
長7度(major 7th: M7) | 11 | 5.5 | |
8度 | 完全8度(Perfect 8th: P8) | 12 | 6 |
例えば「ド」と「レ」の音程は長2度です。
完全音程(P)を半音下げると減音程(dim)、半音上げると増音程(aug)になります。また、長音程(M)を半音上げると増音程(aug)、短音程(m)を半音下げると減音程(dim)になります。
以上、ご覧いただきありがとうございました。
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