【誰でも分かる!】「アドナインス(add9)」と「ナインス(9th)」の違いと使い方

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

「アドナインスとナインスって何が違うの?」
「アドナインスとナインスってどうやって使うの?」


音楽を始めたばかりの人はこのような疑問を抱くと思います。


今回は「アドナインス」と「ナインス」の違いと使い方を解説していきます。
これらを理解し、初心者から抜け出しましょう。


では見ていきましょう!

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「アドナインス」と「ナインス」の違い

「アドナインス」と「ナインス」の使い方だけ知りたいという方は、ここを飛ばしても問題ありません。

アドナインスとは

アドナインスは、3和音に9thの音を加えたコードです。

ちなみに9thは、コードのルート音に対する音です。

例えばルート音がCの場合、9thの音はDです。

CD♭DE♭EFF#GA♭AB♭B
P1 9th         

アドナインスは2種類あります。

  • アドナインス:add9
  • マイナーアドナインス:madd9

ナインスとは

ナインスは、4和音に9thの音を加えたコードです。

ナインスは3種類あります

  • メジャーセブンスナインス:M7(9)
  • マイナーセブンスナインス:m7(9)
  • セブンスナインス:7(9)

「アドナインス」と「ナインス」の違い

例として、ルートがCのときの「アドナインス」と「ナインス」の構成音を比較します。

「アドナインス」と「ナインス」の違いは7度の音(M7、m7)の有無のみであることが分かります。

メジャー系の「アドナインス」と「ナインス」の構成音P1:完全1度、M3:長3度、P5:完全5度、M7:長7度、m7:短7度
コードCD♭DE♭EFF#GA♭AB♭B
Cadd9P1 9th M3  P5    
CM7(9)P1 9th M3  P5   M7
C7(9)P1 9th M3  P5  m7 
マイナー系の「アドナインス」と「ナインス」の構成音P1:完全1度、M3:長3度、P5:完全5度、m7:短7度
コードCD♭DE♭EFF#GA♭AB♭B
Cmadd9P1 9thm3   P5    
Cm7(9)P1 9thm3   P5  m7 

「長3度」や「完全5度」などの度数については、以下をご覧ください。
簡単にわかる!「音高」「音程」「度数」の違い

 

「アドナインス」と「ナインス」の使い方【実践編】

「アドナインス」と「ナインス」の使い方

以下の表に従ってメジャーキーのダイアトニックコードを「ナインス」または「アドナインス」に置き換えるだけで使うことができます。

「ダイアトニックコード」から「アドナインス/ナインス」への置き換え表
ダイアトニックコード:3和音(4和音)アドナインスナインス
Ⅰ(ⅠM7)Ⅰadd9ⅠM7(9)
Ⅱm(Ⅱm7)Ⅱmadd9Ⅱm7(9)
Ⅳ(ⅣM7)Ⅳadd9ⅣM7(9)
Ⅴ(Ⅴ7)Ⅴadd9Ⅴ7(9)
Ⅵm(Ⅵm7)Ⅵmadd9Ⅵm7(9)

置き換えのポイントは以下です。

  • メロディによっては9thの音が合わないことがあるので、自分の耳で確かめる。
  • サウンドの特徴(以下)に合わせて「アドナインス」か「ナインス」を選択する。
    • アドナインス:3和音(はっきりした明暗)+9thの音(浮遊感)
    • ナインス:4和音(やわらかい明暗、おしゃれ感)+9thの音(浮遊感)

アドナインスの使用例

以下のコード進行を考えます。

C|Dm|G|C
→||Ⅱm|Ⅴ|Ⅰ


これを以下のように置き換えることができます。

Cadd9|Dm|G|C
→|Ⅰadd9|Ⅱm|Ⅴ|Ⅰ

ナインスの使用例

以下のコード進行を考えます。

|CM7|Dm7|G7|CM7
→|ⅠM7|Ⅱm7|Ⅴ7|ⅠM7


これを以下のように置き換えることができます。

|CM7|Dm7(9)|G7|CM7
→|ⅠM7|Ⅱm7(9)|Ⅴ7|ⅠM7

 

「アドナインス」と「ナインス」の使い方【理由編】

理論的な部分に興味のない人は飛ばしてください。

ナインスが使える理由

あるコードXの9thの音がアヴェイラブルテンションの場合、Xに9thの音を加えたナインスX(9)を使うことができます。

アヴェイラブルテンションとは、あるコードで使用できるテンションのことです。

アヴェイラブルテンションの導出方法については、以下をご覧ください。
【音楽理論】これで分かる!テンションコードの作り方

メジャーキーの「ダイアトニックコード」とその「アヴェイラブルテンション」は以下です。

「ダイアトニックコード」と「アヴェイラブルテンション」
ダイアトニックコードアヴェイラブルテンション(スケール内)アヴェイラブルテンション(スケール外)
ⅠM79th、13th 
Ⅱm79th、11th、(13th) 
Ⅲm711th 
ⅣM79th、(#11th)、13th 
Ⅴ79th、13th♭9th、#9th、#11th、♭13th
Ⅵm79th、11th 
Ⅶm7-511th、♭13th 

9thがアヴェイラブルテンションであるダイアトニックコードは、ナインスコードとして使うことができます。

「ダイアトニックコード」と「使えるナインス」
ダイアトニックコードナインス
ⅠM7ⅠM7(9)
Ⅱm7Ⅱm7(9)
ⅣM7ⅣM7(9)
Ⅴ7Ⅴ7(9)
Ⅵm7Ⅵm7(9)

アドナインスが使える理由

前述のとおり「アドナインス」と「ナインス」の違いは、7度の音(M7、m7)の有無のみです。

そのため「アドナインス」を「ナインス」の代理コードと考え、使うことができます。

「ナインス」と「代理アドナインス」
ナインス代理アドナインス
M7(9)、7(9)add9
m7(9)madd9

「アドナインス」と「ナインス」を使った名曲

以下で「アドナインス」や「ナインス」を使った名曲の分析などを紹介しています。


以上、ご覧いただきありがとうございました。

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