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シックスコード(6、m6)の使い方

この記事は約7分で読めます。

シックスコードって何?

シックスコードってどうやって使うの?

この記事では「シックスコードとは何か」「シックスコードの使い方」「シックスコードを使った名曲」を紹介しています。


この記事を読めば、シックスコードを使ったコード進行をびっくりするくらい簡単に作ることができるようになります


それでは始めましょう!

シックスコードとは

シックスコードとは、3和音に13th(長6度)の音を加えたコードです。

シックスコードには「シックス(○6)」と「マイナーシックス(○m6)」の2種類があります。

シックス(○6)

「○6」の構成音:完全1度(P1)、長3度(M3)、完全5度(P5)、長6度(M6)

C6の構成音
コードCD♭DE♭EFF#GA♭AB♭B
C6P1   M3  P5 M6  

マイナーシックス(○m6)

「○m6」の構成音:完全1度(P1)、短3度(m3)、完全5度(P5)、長6度(M6)

Cm6の構成音
コードCD♭DE♭EFF#GA♭AB♭B
Cm6P1  m3   P5 M6  

シックスコードの使い方

シックスコードには以下の2つの使い方があります。

  • あるコードの転回系として使う
  • 13thコードを置き換えて使う

あるコードの転回系として使う

シックスコードはあるコードの転回系として使うことができます。

転回系とは、コードの構成音の重なりの順番を変えたコードのことです。

使用法

以下の表に従って、シックスコードに置き換えるだけです。

「マイナーセブンス(○m7)」と「置き換えることができるシックス(○6)』
マイナーセブンス(○m7)シックス(○6)
Ⅰm7(モーダルインターチェンジコード)♭Ⅲ6
Ⅱm7Ⅳ6
♭Ⅲm7(モーダルインターチェンジコード)#Ⅳ6
Ⅲm7Ⅴ6
Ⅳm7(モーダルインターチェンジコード)♭Ⅵ6
Ⅴm7(モーダルインターチェンジコード)♭Ⅶ6
Ⅵm7Ⅰ6
♭Ⅶm7(モーダルインターチェンジコード)♭Ⅱ6
Ⅶm7(モーダルインターチェンジコード)Ⅱ6
「マイナーセブンスフラットファイブ(○m7-5)」と「置き換えることができるマイナーシックス(○m6)」
マイナーセブンスフラットファイブ(○m7-5)マイナーシックス(○m6)
Ⅰm7-5(モーダルインターチェンジコード)♭Ⅲm6
Ⅱm7-5(モーダルインターチェンジコード)Ⅳm6
Ⅲm7-5(モーダルインターチェンジコード)Ⅴm6
#Ⅳm7-5(モーダルインターチェンジコード)Ⅵm6
Ⅴm7-5(モーダルインターチェンジコード)♭Ⅶm6
Ⅵm7-5(モーダルインターチェンジコード)Ⅰm6
Ⅶm7-5Ⅱm6

モーダルインターチェンジコードについては以下をご覧ください。
モーダルインターチェンジコード(借用和音)一覧

使用例

シックス(○6)の場合

以下のコード進行を考えてみます。

|CM7|Bm7-5 E7|Am7|Gm7 C7
→|ⅠM7|Ⅶm7-5 Ⅲ7|Ⅵm7|Ⅴm7 Ⅰ7

表より「Ⅴm7(Am7)」は「♭Ⅶ6(B♭6)」に置き換えることができるので、以下のコード進行を作ることができます。

|CM7|Bm7-5 E7|Am7|B♭6 C7
→|ⅠM7|Ⅶm7-5 Ⅲ7|Ⅵm7|♭Ⅶ6 Ⅰ7

マイナーシックス(○m6)の場合

以下のコード進行を考えてみます。

|CM7|Bm7-5 E7|Am7|B♭6 C7
→|ⅠM7|Ⅶm7-5 Ⅲ7|Ⅵm7|♭Ⅶ6 Ⅰ7

 

表より「Ⅶm7-5(Bm7-5)」は「Ⅱm6(Dm6)」に置き換えることができるので、以下のコード進行を作ることができます。

|CM7|Dm6 E7|Am7|B♭6 C7
→|ⅠM7|Ⅱm6 Ⅲ7|Ⅵm7|♭Ⅶ6 Ⅰ7

理論

理論に興味がない人は飛ばしてください。

シックス(○6)の場合

シックス(○6)は、ルートが長6度上(短3度下)のマイナーセブンス(○m7)の3度をルートにしたコードです。

逆にマイナーセブンス(○m7)は、ルートが長6度下(短3度上)のシックス(○6)の6度をルートにしたコードです。

「度」の意味については、以下をご覧ください。
「音高(ピッチ)」「音程」「度数」とは?違いは?


例として、「C6」と「ルートが6度上のマイナーセブンス(○m7)であるAm7」を比較してみます。

「C6」と「Am7」の構成音
コードCD♭DE♭EFF#GA♭AB♭B
C6P1   M3  P5 M6  
Am7m3   P5  m7 P1  


ルートが変わっただけで構成音は同じなので、マイナーセブンス(○m7)はシックス(○6)に置き換えることができます。

マイナーシックス(○m6)の場合

マイナーシックス(○m6)は、ルートが長6度上(短3度下)のマイナーセブンスフラットファイブ(○m7-5)の3度をルートにしたコードです。

逆にマイナーセブンスフラットファイブ(○m7-5)は、ルートが長6度下(短3度上)のマイナーシックス(○m6)の6度をルートにしたコードです。

「度」の意味については、以下をご覧ください。
「音高(ピッチ)」「音程」「度数」とは?違いは?


例として「Dm6」と「ルートが6度上のマイナーセブンスフラットファイブ(○m7-5)であるBm7-5」を比較してみます。

「Dm6」と「Bm7-5」の構成音
コードCD♭DE♭EFF#GA♭AB♭B
Dm6  P1  m3   P5 M6
Bm7-5  m3  dim5   m7 P1


ルートが変わっただけで構成音は同じなので、マイナーセブンスフラットファイブ(○m7-5)はマイナーシックス(○m6)に置き換えて使うことができます。

13thコードを置き換えて使う

使用法

以下のように13thコードをシックスコードに置き換えるだけです。

  • ○M7(13)、○7(13) → シックス(○6)
  • ○m7(13) → マイナーシックス(○m6)

利用できる13thコードについては以下をご覧ください。
テンションコード一覧

使用例

以下のコード進行を考えてみます。

|CM7|Dm7(13)|G7(13)|CM7(13)
→|ⅠM7(13)|Ⅱm7(13)|Ⅴ7(13)|ⅠM7(13)

これをシックスコードで置き換えると以下のコード進行になります。

|C6|Dm6|G6|C6
→|Ⅰ6|Ⅱm6|Ⅴ6|Ⅰ6

理論

理論に興味がない人は飛ばしてください。

以下のようにコードの構成音がほとんど同じなのでシックスコードに置き換えることができます。

「CM7(13)」「C7(13)」「C6」の構成音
コードCD♭DE♭EFF#GA♭AB♭B
CM7(13)P1   M3  P5 13 M7
C7(13)P1   M3  P5 13 m7 
C6P1   M3  P5 M6  
「Cm7(13)」と「Cm6」の構成音
コードCD♭DE♭EFF#GA♭AB♭B
Cm7(13)P1  m3   P5 13m7 
Cm6P1  m3   P5 M6  

シックスコードを使った名曲

以下でシックスコードを使った名曲の分析などを紹介しています。

  • シックスコード(○6)はコチラ
  • マイナーシックスコード(○m6)はコチラ

以上、ご覧いただきありがとうございました。

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