シックスコード(6、m6)の使い方

「シックスコードって何?」
「シックスコードってどこで使うの?」

シックスコードのことをよく知っている人ってあまりいませんよね。
簡単なのに…


というわけで今回はシックスコードについて解説します。


この記事を読み終えたあなたは、

  • 様々なコード進行の中にシックスコードをぶち込み、
  • ありきたりなコード進行から卒業できます


それでは始めましょう!

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シックスコードとは

シックスコードには、「シックス(6)」と「マイナーシックス(m6)」の2種類があります。

  • シックス(6)
    コードトーン:完全1度(P1)、長3度(M3)、完全5度(P5)、長6度(M6)

    例)C6の場合のコードトーン
     CD♭D

    E♭

    EFF#GA♭AB♭B
    C6P1   M3  P5 M6  

    C6はこんなサウンドです。


  • マイナーシックス(m6)
    コードトーン:完全1度(P1)、短3度(m3)、完全5度(P5)、長6度(M6)

    例)Cm6の場合のコードトーン
     CD♭D

    E♭

    EFF#GA♭AB♭B
    Cm6P1  m3   P5 M6  

    Cm6はこんなサウンドです。

シックス(6)の使い方

実践法

以下の表Aに従って、マイナーセブンス(m7)をシックス(6)に置き換えるだけです。

表A:メジャーキーで使えるマイナーセブンス(m7)と、その代理和音であるシックス(6)

マイナーセブンス(m7)シックス(6)
Ⅰm7(モーダルインターチェンジ)Ⅲ♭6
Ⅱm7Ⅳ6
Ⅲ♭m7(モーダルインターチェンジ)Ⅳ#6
Ⅲm7Ⅴ6
Ⅳm7(モーダルインターチェンジ)Ⅵ♭6
Ⅴm7(モーダルインターチェンジ)Ⅶ♭6
Ⅵm7Ⅰ6
Ⅶ♭m7(モーダルインターチェンジ)Ⅱ♭6
Ⅶm7(モーダルインターチェンジ)Ⅱ6

 

モーダルインターチェンジについては以下をご覧ください。
【音楽理論】モーダル・インターチェンジコード(M.I.C)一覧

使用例

上記の表Aを参考に、シックス(6)の使用例を紹介します。

以下のコード進行を考えてみます。

|CM7|Bm7-5 E7|Am7|Gm7 C7
(|ⅠM7|Ⅶm7-5 Ⅲ7|Ⅵm7|Ⅴm7 Ⅰ7)

 

表Aより、Ⅴm7(Am7)はⅦ♭6(B♭6)に置き換えることができるので、以下のコード進行を作ることができます。

|CM7|Bm7-5 E7|Am7|B♭6 C7
(|ⅠM7|Ⅶm7-5 Ⅲ7|Ⅵm7|Ⅶ♭6 Ⅰ7)

理論

理論に興味がない人は飛ばしてください。

シックス(6)は、ルートが長6度上(短3度下)のマイナーセブンス(m7)の3度をルートにしたコードです。

逆にマイナーセブンス(m7)は、ルートが長6度下(短3度上)のシックス(6)の6度をルートにしたコードです。

「度」の意味については、以下をご覧ください。
簡単にわかる!「音高」「音程」「度数」の違い


例として、C6とルートが6度上のマイナーセブンス(m7)であるAm7を比較してみます。

 CD♭D

E♭

EFF#GA♭AB♭B
C6P1   M3  P5 M6  
Am7m3   P5  m7 P1  


ルートが変わっただけで当然コードトーンは同じなので、シックス(6)はマイナーセブンス(m7)の代理和音として使用できます。

マイナーシックス(m6)の使い方実践法

実践法

以下の表Bに従って、マイナーセブンス・フラットファイブ(m7-5)をマイナーシックス(m6)に置き換えるだけです。

表B:メジャーキーで使えるマイナーセブンス・フラットファイブ(m7-5)とその代理和音であるマイナーシックス(m6

マイナーセブンス・フラットファイブ(m7-5)マイナーシックス(m6)
Ⅰm7-5(モーダルインターチェンジ)Ⅲ♭m6
Ⅱm7-5(モーダルインターチェンジ)Ⅳm6
Ⅲm7-5(モーダルインターチェンジ)Ⅴm6
Ⅳ#m7-5(モーダルインターチェンジ)Ⅵm6
Ⅴm7-5(モーダルインターチェンジ)Ⅶ♭m6
Ⅵm7-5(モーダルインターチェンジ)Ⅰm6
Ⅶm7-5Ⅱm6

 

モーダルインターチェンジについては以下をご覧ください。
【音楽理論】モーダル・インターチェンジコード(M.I.C)一覧

使用例

上記の表Bを参考に、マイナーシックス(m6)の使用例を紹介します。

以下のコード進行を考えてみます。

|CM7|Bm7-5 E7|Am7|B♭6 C7
(|ⅠM7|Ⅶm7-5 Ⅲ7|Ⅵm7|Ⅶ♭6 Ⅰ7)

 

表Bより、Ⅶm7-5(Bm7-5)はⅡm6(Dm6)に置き換えることができるので、以下のコード進行を作ることができます。

|CM7|Dm6 E7|Am7|B♭6 C7
(|ⅠM7|Ⅱm6 Ⅲ7|Ⅵm7|Ⅶ♭6 Ⅰ7)

理論

理論に興味がない人は飛ばしてください。


マイナーシックス(m6)は、ルートが長6度上(短3度下)のマイナーセブンス・フラットファイブ(m7-5)の3度をルートにしたコードです。

逆にマイナーセブンス・フラットファイブ(m7-5)は、ルートが長6度下(短3度上)のマイナーシックス(m6)の6度をルートにしたコードです。

「度」の意味については、以下をご覧ください。
簡単にわかる!「音高」「音程」「度数」の違い


例として、Dm6とルートが6度上のマイナーセブンス・フラットファイブ(m7-5)であるBm7-5を比較してみます。

 CD♭D

E♭

EFF#GA♭AB♭B
Dm6  P1  m3   P5 M6
Bm7-5  m3  dim5   m7 P1


ルートが変わっただけで当然コードトーンは同じなので、マイナーシックス(m6)はマイナーセブンス・フラットファイブ(m7-5)の代理和音として使用できます。

 


以上、ご覧いただきありがとうございました。


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