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【コード進行分析】斉藤和義「歩いて帰ろう」編

この記事は約3分で読めます。

アーティスト:斉藤和義
作詞・作曲: 斉藤和義

このシリーズでは名曲の中で音楽理論がどのように使われているかを学ぶことができます。

今回は、斉藤和義の名曲「歩いて帰ろう」のコード分析を行います。


「歩いて帰ろう」では、以下の音楽理論の使い方を学ぶことができます。

  • セカンダリードミナントコード
  • モーダルインターチェンジコード
  • マイナーシックスコード
  • 王道進行

 

それでは分析していきましょう。

ここではダイアトニックコードを理解していることが前提です。ダイアトニックコードを知らない方は以下で勉強しましょう。
ダイアトニックコードとは?コード進行の作り方

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イントロ

キーはFメジャーです。

|F|A7|Dm|B♭ C
→|Ⅰ|Ⅲ7|Ⅵm|Ⅳ Ⅴ

コード説明
Ⅲ7

Ⅵmに対するセカンダリードミナントコードです。

セカンダリードミナントコードについてはコチラ↓
セカンダリードミナントコードとは?3つの使い方
セカンダリードミナントコード一覧

Aメロ

|F|A7|Dm DmM7 Dm7 Dm6
→|Ⅰ|Ⅲ7|Ⅵm ⅥmM7 Ⅵm7 Ⅵm6
(走る街を~)

|B♭ C
(泳いでく~)

|F|A7|Dm DmM7 Dm7 Dm6
→|Ⅰ|Ⅲ7|Ⅵm ⅥmM7 Ⅵm7 Ⅵm6
(誰にも~)

|B♭ B♭m|F
→|Ⅳ Ⅳm|Ⅰ
(おしえて~)

コード説明
Ⅲ7

Ⅵmに対するセカンダリードミナントコードです。

セカンダリードミナントコードについてはコチラ↓
セカンダリードミナントコードとは?3つの使い方
セカンダリードミナントコード一覧

ⅥmM7

メロディックマイナースケールからのモーダルインターチェンジコード(借用和音)です。

モーダルインターチェンジコードについてはコチラ↓
【音楽理論】モーダルインターチェンジコード(M.I.C)一

Ⅵm6

マイナーシックスコード(Ⅵm6)は#Ⅳm7-5の代理コードです。

マイナーシックスコードの使い方についてはコチラ↓
シックスコード(6、m6)の使い方

#Ⅳm7-5は、Dメロディックマイナースケールからのモーダルインターチェンジコード(借用和音)です。

モーダルインターチェンジコードについてはコチラ↓
【音楽理論】モーダルインターチェンジコード(M.I.C)一

Ⅳm

エオリアンスケールからのモーダルインターチェンジコード(借用和音)です。

モーダルインターチェンジコードについてはコチラ↓
【音楽理論】モーダルインターチェンジコード(M.I.C)一

Bメロ

|Gm7|C|Am7|Dm7
→|Ⅱm7|Ⅴ|Ⅲm7|Ⅵm7
(嘘でごまかして~)

|B♭|Am7|G7|C
→|Ⅳ|Ⅲm7|Ⅱ7|Ⅴ
(たのみもしないのに~)

コード説明
Ⅱm7→Ⅴ→Ⅲm7→Ⅵm7

王道進行の変形です。

王道進行についてはコチラ↓
王道進行とは?アレンジ方法は?

Ⅱ7

Ⅴに対するセカンダリードミナントコードです。

セカンダリードミナントコードについてはコチラ↓
セカンダリードミナントコードとは?3つの使い方
セカンダリードミナントコード一覧

 

以上、ご覧いただきありがとうございました。


作曲におすすめな本はコチラ
【厳選3冊】作曲におすすめの本

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