「サントラ、BGMの作曲法」はその名の通りBGMの作曲について書かれた本で、作曲の初心者から中級者向けの本として書かれています。
しかし本書の前半では音楽理論の説明がざっとなされてここで初心者の方は挫折してしまうかもしれませんので、どちらかと言えば中級者向けの内容に感じました。
初心者の方は以下のような初心者向けに書かれた音楽理論の本を読んでから本書を読んでいただくと理解しやすくなると思います。
さて本書のメイン部分は様々なシーンごとにどのようなアレンジをしたらよいかというアイデア集のようなものです。
例えばホラーBGMを作りたかったらこのスケール、この拍子、この音色を使うのはどうですか?というアレンジ例を提案してくれます。
そのため本書を読むことで様々なシーンのBGMを作曲する上での引き出しを増やすことができます。
BGMを作曲する際のリファレンスとして活用するのが良いでしょう。
あるシーンのBGMを作りたかったらそのシーンのBGMをいろいろ聞いて分析してみるのもよいですが、それには時間がかかります。
手っ取り早くそのシーンを表現する方法を知りたいという方にはオススメです。
興味のわいた方は是非お手に取ってみてください。
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