【音楽理論】これで分かる!テンションコードの作り方

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テンションとテンションコード

あるコードのルート音に対して9度、11度、13度の音をテンションといいます。

「度」の意味については、以下をご覧ください。
簡単にわかる!「音高」「音程」「度数」の違い

テンションには以下の2種類があります。

  • ナチュラルテンション:9th、11th、13th
  • オルタードテンション:♭9th、#9th、#11th、♭13th

あるコードにテンションを加えたものをテンションコードといいます。
一度に複数のテンションを加えることもできます。

ただし例外として、同じ度数のナチュラルテンションとオルタードテンションを同時に加えることはできません。例えば、9thと#9thを同時に加えることはできません。

アヴェイラブルテンション

あるコードに使用できるテンションを、アヴェイラブルテンションといいます。

アヴェイラブルテンションの条件は以下です。

条件①:スケール内の音である
条件②:コードトーンの半音上にない

これらの条件を満たしたテンションは、アヴェイラブルテンションになります。

ただしドミナントの場合は以下の例外があります。

例外:条件①②を満たさなくても、すべてのオルタードテンションがアヴェイラブルテンションになる

この場合テンションがスケール外の音になるため、不安定な響きになります。

メジャーダイアトニックのアヴェイラブルテンション

例としてCメジャーダイアトニックのアヴェイラブルテンションを探してみます。

ドミナント以外のアヴェイラブルテンション

まずドミナント以外のアヴェイラブルテンションを探してみます。

Cメジャースケールに対して、ダイアトニックコードのコードトーンとテンションをマッピングしたのが以下の表です。

 CDEFGAB
CM7(ⅠM7)P19M311P513M7
Dm7(Ⅱm7)m7P19m311P5(13)
Em7(Ⅲm7)♭13m7P1♭9m311P5
FM7(ⅣM7)P513M7P19M3(#11)
Am7(Ⅵm7)m311P5♭13m7P19
Bm7-5(Ⅶm7-5)♭9m311dim5♭13m7P1

上記表に以下の色付けをしました

  • 条件①のみを満たしたテンションを赤色
  • 条件①②を満たしたテンションを緑色

緑色のテンションがアヴェイラブルテンションです。

ただし( )のアヴェイラブルテンションはコードトーンとトライトーンを形成し、コードの機能がドミナントに近くなってしまうのであまり使いません。

トライトーンについては以下を参考にしてください。
簡単にわかる!ドミナントモーションとセカンダリードミナント

ドミナントのアヴェイラブルテンション

次にドミナントのアヴェイラブルテンションを探してみます。

12音に対して、ドミナントコードのコードトーンとテンションをマッピングしたのが以下の表です。

 CC#DD#EFF#GG#AA#B
G7(Ⅴ7)11# 11P5♭1313m7 P1 ♭99#9M3

上記表に以下の色付けをしました

  • 条件①のみを満たしたテンションを赤色
  • 条件①②を満たしたテンション(アヴェイラブルテンション)を緑色
  • 例外を満たしたテンションを黄色

黄色緑色のテンションがアヴェイラブルテンションです。

メジャーダイアトニックのアヴェイラブルテンションまとめ

上記をまとめるとメジャーダイアトニックのアヴェイラブルテンションは以下です。

 スケール内スケール外
ⅠM79th、13th 
Ⅱm7

9th、11th、(13th)

 
Ⅲm711th 
ⅣM79th、(#11th)、13th 
Ⅴ79th、13th

♭9th、#9th、#11th、♭13th

Ⅵm79th、11th 
Ⅶm7-511th、♭13th 

以上、ご覧いただきありがとうございました。

 

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