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【コード進行分析】The Beatles「I Saw Her Standing There」編

この記事は約4分で読めます。

このシリーズでは名曲の中で音楽理論がどのように使われているかを学ぶことができます。


今回は、The Beatlesの名曲「I Saw Her Standing There」のコード分析を行います。

「I Saw Her Standing There」では、以下の音楽理論の使い方を学ぶことができます。

  • ブルースコード
  • オンコード
  • モーダルインターチェンジコード

それでは分析していきましょう。

ここではダイアトニックコードを理解していることが前提です。ダイアトニックコードを知らない方は以下で勉強しましょう。
ダイアトニックコードとは?コード進行の作り方

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コード進行

【イントロ】

|E7|〃|〃|〃


【Aメロ(1回目)】

|E7|〃|A7|E7
(Well, she was just~)

|E7|〃|B7|〃
(And the way~)

【サビ(1回目)

|E7|E7onG#|A7|C
(So, how could I~)

|E7|B7|E7|〃
(I saw her~)


【Aメロ(2回目)】

【サビ(2回目)

【Cメロ(1回目)

|A7|〃|〃|〃
(Well, my heart~)

|A7|〃|B7|〃
(And I held~)

|A7|〃

【Aメロ(3回目)】

【サビ(3回目)


【間奏

|E7|〃|〃|〃

|E7|〃|B7|〃

|E7|〃|A7|〃

|E7|B7|E7|〃

【Cメロ(2回目)

【Aメロ(4回目)】

【サビ(4回目)

|E7|E7onG#|A7|C
(Now, I’ll never dance~)

|E7|B7|E7|〃 ×3
(I saw her~)

|E7

コード進行分析

キーはEメジャーです。

イントロ

|E7|〃|〃|〃
→|Ⅰ7|〃|〃|〃

コード説明
Ⅰ7ブルースコードです。

Aメロ

|E7|〃|A7|E7
→|Ⅰ7|〃|Ⅳ7Ⅰ7
(Well, she was just~)

|E7|〃|B7|〃
→|Ⅰ7|〃|Ⅴ7|〃
(And the way~)

コード説明
Ⅰ7ブルースコードです。
Ⅳ7ブルースコードです。

サビ

|E7|E7onG#|A7|C
→|Ⅰ7Ⅰ7onⅢⅣ7♭Ⅵ
(So, how could I~)

|E7|B7|E7|〃
→|Ⅰ7|Ⅴ7|Ⅰ7|〃
(I saw her~)

3回目まではここまで

|E7|B7|E7|〃 ×2
→|Ⅰ7|Ⅴ7|Ⅰ7|〃
(I saw her~)

|E7
→|Ⅰ7

コード説明
Ⅰ7ブルースコードです。
Ⅰ7onⅢ

Ⅰ7の3度の音を最低音にしたオンコードです。

オンコードについてはコチラ↓
オンコードとは?3つの使い方
オンコード一覧

Ⅰ7はブルースコードです。

Ⅳ7ブルースコードです。
♭Ⅵ

エオリアンモードからのモーダルインターチェンジコード(借用和音)です。

モーダルインターチェンジコードについてはコチラ↓
【音楽理論】モーダルインターチェンジコード(M.I.C)一覧


Cメロ

|A7|〃|〃|〃
→|Ⅳ7|〃|〃|〃
(Well, my heart~)

|A7|〃|B7|〃
→|Ⅳ7|〃|Ⅴ7|〃
(And I held~)

|A7|〃
→|Ⅳ7|〃

コード説明
Ⅳ7ブルースコードです。

間奏

|E7|〃|〃|〃
→|Ⅰ7|〃|〃|〃

|E7|〃|B7|〃
→|Ⅰ7|〃|Ⅴ7|〃

|E7|〃|A7|〃
→|Ⅰ7|〃|Ⅳ7|〃

|E7|B7|E7|〃
→|Ⅰ7|Ⅴ7|Ⅰ7|〃

コード説明
Ⅰ7ブルースコードです。
Ⅳ7ブルースコードです。

以上、ご覧いただきありがとうございました。

 

 

ジョン・レノン作曲術
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