楽器.meに掲載しているThe Beatlesの楽曲218曲のコード進行の調査を行いました。
調査項目は以下です。
①全コードの出現率TOP20
②ノンダイアトニックコードの出現率TOP10
③①のコードの次のコードへの遷移確率TOP3
※コード進行分析ミスによる誤差があるかもしれません。
調査のベンチマークとして2023/2/8の楽器.meの「週間の総合人気曲コード譜ランキング」における人気曲100曲での調査を使用しました。
コード進行統計(人気曲TOP100)2023/2/8調査 | 音楽理論はいらない!? (hatsukoiclub.com)
この調査結果をもとにビートルズのようなコード進行が作れるかもしれません!
全コードの出現率TOP20
ノンダイアトニックコードの出現率TOP10
順位 | コード | 出現回数 | 出現率 | 出現率(ベンチマーク) | 出現率の差 | 種類 | 参考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Ⅱ | 349 | 8.2% | 3.1% | 5.1% | セカンダリードミナントコード | セカンダリードミナントコードの3つの使い方 | 音楽理論はいらない!? (hatsukoiclub.com) |
2 | ♭Ⅶ | 299 | 7.0% | 3.0% | 4.0% | モーダルインターチェンジコード | モーダルインターチェンジコードとは?使い方は? | 音楽理論はいらない!? (hatsukoiclub.com) |
3 | Ⅳ7 | 233 | 5.5% | 0.3% | 5.2% | モーダルインターチェンジコード | モーダルインターチェンジコードとは?使い方は? | 音楽理論はいらない!? (hatsukoiclub.com) |
4 | Ⅵ | 206 | 4.8% | 0.8% | 4.0% | セカンダリードミナントコード | セカンダリードミナントコードの3つの使い方 | 音楽理論はいらない!? (hatsukoiclub.com) |
5 | ⅣonⅠ | 204 | 4.8% | 1.2% | 3.6% | オンコード | オンコードとは?3つの使い方 | 音楽理論はいらない!? (hatsukoiclub.com) |
6 | Ⅲ | 182 | 4.3% | 3.1% | 1.2% | セカンダリードミナントコード | セカンダリードミナントコードの3つの使い方 | 音楽理論はいらない!? (hatsukoiclub.com) |
7 | Ⅳm | 161 | 3.8% | 1.4% | 2.4% | モーダルインターチェンジコード | モーダルインターチェンジコードとは?使い方は? | 音楽理論はいらない!? (hatsukoiclub.com) |
8 | ♭Ⅲ | 151 | 3.6% | 1.3% | 2.2% | モーダルインターチェンジコード | モーダルインターチェンジコードとは?使い方は? | 音楽理論はいらない!? (hatsukoiclub.com) |
9 | Ⅱ7 | 148 | 3.5% | 2.4% | 1.0% | セカンダリードミナントコード | セカンダリードミナントコードの3つの使い方 | 音楽理論はいらない!? (hatsukoiclub.com) |
10 | ⅠonⅤ | 141 | 3.3% | 1.5% | 1.8% | オンコード | オンコードとは?3つの使い方 | 音楽理論はいらない!? (hatsukoiclub.com) |
次のコードへの遷移確率TOP3
順位 | 前のコード | No.1 | No.2 | No.3 |
---|---|---|---|---|
1 | Ⅰ | Ⅰ (19.9%) | Ⅳ (18.5%) | Ⅴ (17.8%) |
2 | Ⅴ | Ⅰ (39.1%) | Ⅴ (16.3%) | Ⅳ (13.8%) |
3 | Ⅳ | Ⅰ (33.4%) | Ⅴ (25.3%) | Ⅳ (8.9%) |
4 | Ⅵm | Ⅳ (16.8%) | Ⅵm (12.4%) | Ⅰ (11.8%) |
5 | Ⅱm | Ⅴ (21.7%) | Ⅰ (14.1%) | Ⅴ7 (10.7%) |
6 | Ⅴ7 | Ⅰ (44.2%) | Ⅰ7 (12.8%) | Ⅴ7 (8.2%) |
7 | Ⅰ7 | Ⅳ (23.3%) | Ⅰ7 (19.8%) | Ⅳ7 (14.4%) |
8 | Ⅲm | Ⅳ (16.9%) | Ⅱm (16.1%) | Ⅲm (15.3%) |
9 | Ⅱ | Ⅴ (37.5%) | Ⅳ (13.8%) | Ⅰ (10.3%) |
10 | ♭Ⅶ | Ⅳ (25.8%) | Ⅰ (23.1%) | Ⅴ (10.0%) |
11 | Ⅱm7 | Ⅴ7 (23.2%) | Ⅱm7 (18.1%) | Ⅴ (13.0%) |
12 | Ⅳ7 | Ⅰ7 (39.1%) | Ⅰ (17.6%) | Ⅳ7 (12.0%) |
13 | Ⅵ | Ⅱm (19.9%) | Ⅴ (16.0%) | Ⅰ (9.7%) |
14 | ⅣonⅠ | Ⅰ (57.4%) | Ⅰ7 (20.6%) | ⅢmonⅤ (3.9%) |
15 | Ⅲ | Ⅵm (40.7%) | Ⅵ (14.8%) | Ⅲ (8.8%) |
16 | Ⅳm | Ⅰ (55.9%) | Ⅴ7 (7.5%) | Ⅵm (6.2%) |
17 | ♭Ⅲ | Ⅳ (33.1%) | Ⅰ (11.3%) | ♭Ⅶ (11.3%) |
18 | Ⅱ7 | Ⅴ7 (37.2%) | Ⅳ (18.2%) | Ⅴ (14.9%) |
19 | ⅠonⅤ | Ⅰ (30.5%) | Ⅴ (29.1%) | Ⅳ (13.5%) |
20 | Ⅰm | Ⅳ (22.3%) | Ⅰm (15.4%) | Ⅴ (10.8%) |
考察
全コードの出現率TOP20について、ベンチマークと比較してスリーコード(Ⅰ、Ⅳ、Ⅴ)の使用率が高いことが分かります。
ノンダイアトニックコードの出現率TOP10について、ベンチマークと比較してノンダイアトニックコードの出現率に差が出ています。ノンダイアトニックコードはコード進行に個性を与えやすいので、この点を意識するとビートルズらしいコード進行を作ることができるかもしれません。
特にノンダイアトニックコードの出現率第2位の♭Ⅶについてはビートルズっぽいなと個人的には思います。このコードを起点として「次のコードへの遷移確率」を参考にコード進行を組み立てると私にとってのビートルズコード進行を作れるかもしれません。
皆さんもこの調査結果に対する考察があればページ下部からコメントをお願いします!
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