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オンコードとは?オンコードの簡単な使い方

この記事は約8分で読めます。

オンコードって何?

オンコードはどうやって使うの?

この記事では「オンコードとは何か」「オンコードの3つの使い方」「オンコードを使った名曲」を紹介しています。

 

この記事を読めば、オンコードを自由に作ったり使ったりできるようになり、作曲・編曲・耳コピの能力が上がります。

 

この記事はダイアトニックコードを理解していることが前提です。

知らない方は以下で勉強しましょう。

ダイアトニックコードとは?コード進行の作り方

 

オンコードの一覧については以下をご覧ください。

オンコード一覧

 

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オンコードとは

オンコードとはコードの最低音をルート音とは異なる音にしたコードです。

 

オンコードの表記方法は以下です。

  • コード名 on 最低音
  • コード名 / 最低音

後者の表記からスラッシュコードとも呼ばれます。

 

例えばCメジャーコードの最低音をルート音とは異なるEにするとConEというオンコードになります。

 

オンコードには以下の2種類があります。

  • 転回形
  • ハイブリッドコード

 

それぞれについて解説しましょう!

 

転回形

転回形とはコードの最低音をルート音以外の構成音にしたコードです。

 

例えばCメジャーコードの構成音はC、E、Gです。

Cメジャーコードの最低音をルート音以外の構成音であるEにするとConEという転回形になります。

 

また転回形に対して、コードの最低音をルート音にしたコードを基本形といいます。

基本形と転回形
コード説明
基本形最低音=ルート音
転回形最低音≠ルート音

 

転回形には以下の3種類があります。

転回形の種類
転回形説明例(基本形がCM7の場合)
第1転回形基本形の最低音を1オクターブあげたコードCM7onE
第2転回形第1転回形の最低音を1オクターブあげたコードCM7onG
第3転回形第2転回形の最低音を1オクターブあげたコードCM7onB

 

ハイブリッドコード

ハイブリッドコードとはコードの最低音を構成音ではない音にしたコードです。

 

例えばCメジャーコードの構成音はC、E、Gです。

Cメジャーコードの最低音を構成音ではないBにするとConBというハイブリッドコードになります。

 


オンコードの使い方

オンコードの使い方には以下の3種類があります。

  1. 低音のペダルポイントを作るために使う
  2. ベース音を滑らかに上昇・下降させるために使う
  3. ドミナントコードの代わりに使う

 

使い方①:低音のペダルポイントを作るためにオンコードを使う

コード進行の中に低音のペダルポイントを作るために、オンコードを使うことができます。

 

ペダルポイントとはコード進行の中で持続している音のことです。

 

例えば、以下のAメジャーキーのコード進行を考えます。

|Aadd9|Aadd9|BB
→|Ⅰadd9|Ⅰadd9|Ⅱ|Ⅱ

DmDm|Aadd9|Aadd9
→|Ⅳm|Ⅳm|Ⅰadd9|Ⅰadd9

 

青色のコード進行について、オンコードを使ってAを最低音にすると以下のコード進行になります。

|Aadd9|Aadd9|BonABonA
→|Ⅰadd9|Ⅰadd9|ⅡonⅠ|ⅡonⅠ

DmonADmonA|Aadd9|Aadd9
→|ⅣmonⅠ|ⅣmonⅠ|Ⅰadd9|Ⅰadd9

 

コード進行の中にAの音で低音のペダルポイントを作ることができました。

 

ちなみにこれは、PRINCESS PRINCESSの「世界でいちばん熱い夏」のAメロのコード進行です。

 

使い方②:ベース音を滑らかに上昇・下降させるためにオンコードを使う

コード進行のベース音を滑らかに(=半音ずつ、またはスケールに沿って)上昇・下降させるためにオンコードを使うことができます。

 

ベース音を上昇させる場合

例えば、以下のGメジャーキーのコード進行を考えます。

G|G|D|Bm7
→|Ⅰ|Ⅰ|Ⅴ|Ⅲm7

|Em7|E♭6
→|Ⅵm7|♭Ⅵ6

G  BEm7 D
→|Ⅰ Ⅲ|Ⅵm7 Ⅴ

 

青色のコード進行について、オンコードを使ってベース音を上昇させると、以下のコード進行になります。

|G|G|D|Bm7
→|Ⅰ|Ⅰ|Ⅴ|Ⅲm7

|Em7|E♭6
→|Ⅵm7|♭Ⅵ6

GonD  BonE♭Em7 D
→|ⅠonⅤ Ⅲon♭Ⅵ|Ⅵm7 Ⅴ

 

ベース音がD→E♭→Eと半音ずつ上昇していき、滑らかなコード進行になります。

 

ちなみにこれは、aikoの「あたしの向こう」のAメロのコード進行です。

 



ベース音を下降させる場合

以下のGメジャーキーのコード進行を考えます。

GDEmG
→|Ⅰ|Ⅴ|Ⅵm|Ⅰ

CGAm|D
→|Ⅳ|Ⅰ|Ⅱm|Ⅴ

 

青色のコード進行について、オンコードを使ってベース音を下降させると、以下のコード進行になります。

GDonF#EmGonD
→|Ⅰ|ⅤonⅦ|Ⅵm|ⅠonⅤ

CGonBAm|D
→|Ⅳ|ⅠonⅢ|Ⅱm|Ⅴ

 

ベース音がG→F#→E→D→C→B→AとGメジャースケールに沿って下降していき、滑らかなコード進行になります。

 

使い方③:ドミナントコードの代わりにオンコードを使う

ドミナントコード(Ⅴ)の代わりにオンコードである「ⅡmonⅤ」や「ⅣonⅤ」を使うことができます。

 

ここで先ほどのGメジャーキーのコード進行をもう一度見てみましょう。

|G|DonF#|Em|GonD
→|Ⅰ|ⅤonⅦ|Ⅵm|ⅠonⅤ

|C|GonB|Am|D
→|Ⅳ|ⅠonⅢ|Ⅱm|Ⅴ

 

GメジャーキーにおけるドミナントコードD(Ⅴ)の代わりにオンコードを使うと、以下のコード進行になります。

|G|DonF#|Em|GonD
→|Ⅰ|ⅤonⅦ|Ⅵm|ⅠonⅤ

|C|GonB|Am|AmonD
→|Ⅳ|ⅠonⅢ|Ⅱm|ⅡmonⅤ

 

ちなみにこれは、松任谷由美の「守ってあげたい」のサビのコード進行です。

 


 

オンコードを使用した名曲

コチラでオンコードを使った名曲の分析などを紹介しています。

 

まとめ

  • オンコード(スラッシュコード)とはコードの最低音をルート音とは異なる音にしたコード
  • オンコードの表記方法は「コード名 on 最低音」または「コード名 / 最低音」
  • オンコードには「転回形」と「ハイブリッドコード」の2種類がある
  • 転回形とはコードの最低音をルート音以外の構成音にしたコード
  • ハイブリッドコードとはコードの最低音を構成音ではない音にしたコード
  • オンコードの使い方は「低音のペダルポイントを作るため」「ベース音を滑らかに上昇・下降させるため」「ドミナントコードの代わり」の3種類

 


以上、ご覧いただきありがとうございました。

ためになったよって方はシェアしていただけると嬉しいです!

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