AIで学歴を意識しない世の中へ

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学歴を意識する人々

学歴社会。この社会では、人々は学歴によって自分や他人を評価することを余儀なくされます。

この学歴について、考えていることがあります。今回は、それを語りたいと思います。
「高校生の方」や「学歴を気にしている方」にとって、興味を持っていただける内容だったらうれしいです。

注意:あくまで個人の見解であることを念頭においてくださいね。

学歴は「ある瞬間の」「限られた範囲の」「簡単に埋めることができる」知識・能力でしかない

そもそも学歴とは、学歴で評価されるある範囲の知識・能力を評価する尺度でしかありません。

しかも、学歴で評価できる範囲の知識が大人になってから役に立つことはほとんどありません。例えば、僕は大学を卒業してから「因数分解」の知識を使ったことがありません。

また、大学の学歴というのは高校3年生の後半(18歳くらい)の時点での成績で決まります。つまり、学歴はある範囲の知識・能力を評価する尺度でしかない上に、その評価は大学に入学する前の18歳の時点のものということです。

学びの大きさは勉強の量×質です。18歳くらいだと、本能的に質の良い勉強ができている人は成績が良いのだと思います。

例えば、受験期はほとんどの人が勉強を頑張ります。ただ、与えられた時間は有限です。そのため、みんなが頑張っている中で勉強の量で差をつけるのは難しいです。

勉強のイラスト「テスト勉強・男の子」

ここで、勉強の質の勝負になってきます。しかし、勉強の量に目を向ける人は多いですが、勉強の質に目を向ける人は少ないです。だから、本能的に質の良い勉強ができている人が有利になると思います。

ずっと運動ばかりして勉強をしてこなかった運動部が、受験期に急に成績優秀者になることがあります。これは、本能的に質の良い勉強方法を知っていたのでしょう。

このように質の良い勉強方法を知っているか否かで成績が決まり、学歴が決まるのだと思います。つまり、学歴の差=勉強の質の差」なのではないかと思っています

そして、この勉強の質の差は簡単に埋めることができます。質の高い方法さえ知ってしまえば、あとはやるだけですから。簡単な例でいえば、復習です。今まで復習してこなかった人が復習をするだけで、勉強の効率は上がります。

勉強の質の差を簡単に埋めることができるということは、学歴の差も簡単に埋めることができるということです。

「こんな簡単に埋まるような学歴差で人を評価してどうするんだろう」と、僕は思います。

企業が学歴を使って採用を行う理由

前述の考えもあって、僕は学歴を全く大事だと思っていません。また、会社に入ってから高学歴の人が良いポジションに付いているわけではないことを知ったのも、その理由の一つです。

なぜこのような学歴を評価するのでしょうか?

学歴で評価する側の代表格に企業があります。企業は採用活動において応募者を学歴で評価しがちです。ひどいところでは学歴フィルターというものがあります。これは、ある一定以上の学歴がない時点で、採用の選考から外されてしまいます。

企業が学歴を評価してしまう原因は2つあると思います

1つ目は、人の能力を判断するのが難しいからです。
採用活動は、企業の事業の継続性にかかわる大事なものです。コストもかなりかかります。そのため、採用担当者は採用する人を間違えてはいけません。しかし、彼らは正しく人の能力を見極めることができるのかどうかが不安なのだと思います。そのため、「仕事の能力」と相関がありそうな「学歴」を使って採用を行ってしまうのではないでしょうか。

2つ目は、大量の応募をさばくのが難しいからです。
人気の企業ともなると、限られた採用担当者のみでは対応しきれない量の応募が殺到します。その場合、まずは学歴で応募者を振り分けてしまいます。先ほど書いたように「学歴」と「仕事の能力」の間には相関がありそうなので、残った人の中に優秀な人がいる可能性は高くなります。仮に落とされてしまった応募者の中にかなり優秀な人がいたとしても、残った応募者の中から優秀な人を見つけることはできるでしょう。

山積みの書類のイラスト

この2つの原因をまとめると、企業は採用を行うための能力と時間が足りていないということになります。これは採用担当者の方々を批判しているわけではありません。そもそも人間の能力を評価するのが難しく、さらにそれを限られた時間の中で行うのは人間技ではない思っているだけです。

こう考えると企業が学歴を使って採用活動を行うのも無理はないような気もします。

学歴を意識しない世の中へ

企業に採用を行うための能力と時間がないとすれば、今後も学歴を重視した採用活動が行われ続けるのでしょうか?僕は近い未来、AIがこの学歴社会に終止符を打つのではないかと思っています。

例えば、AIを使って以下のような採用活動ができると思います。

  1. まず、人間とAIで採用活動を行います。このとき、AIは応募者のデータをあらゆる角度から取得します。
  2. その後、実際の採用は人間が行います。
  3. ある程度の期間を経て、採用した人たちの仕事の能力を評価します
  4. その評価結果をAIに教えます
  5. AIは彼らの「現在の能力」と「採用活動時のデータ」を結び付けます。そして、採用時にどんなデータの人が仕事の能力が高い人になる傾向があるかを学習します。
  6. AIだけで実際の採用までを行います。
  7. あとは3~6の繰り返しで精度を高めて行きます。

 

AIは人間と異なり、大量の処理をものすごいスピードで行うことができます。そのため、AIを使って採用活動を行えば、前述の人の能力を評価するための「時間」と「能力」の問題は解決されます。そして、全員が平等に評価されるようになるのではないでしょうか?

そして、これが実現すると企業だけでなく個人も学歴で評価しなくなるだろうと思います。なぜなら、そもそも学歴社会は企業という大きな存在が作り出していると思うからです。

企業という大きな存在が学歴を重視すると、良い会社に入るためには高学歴にならざるを得ません。そして、世の中では良い会社に入ることがステータスだと考えられています。そのため「低学歴の人は良い会社に入ることができないからダメ」と、個人までもが学歴で人を評価するようになります。

このように、学歴社会の根底には企業という大きな存在の学歴重視があると思います。そのため、企業がAIを使って学歴を重視しない採用活動を行えば、学歴を意識しない世の中になるのではないでしょうか。そういった世の中になることを願うばかりです。

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